In The Spirit of Jobim / Brian Bromberg [Jazz / Bossa Nova]
ジャズ ベース奏者のブライアン・ブロンバーグのアントニオ・カルロス・ジョビンへのトリビュートアルバムです。
ブライアン・ブロンバーグといえば、キングレコードの 「 低音シリーズ 」 でアルバムを何枚もリリースしていますが、
なんといっても、この WOOD ↓ が有名ではないでしょうか。
ジャズ誌、スイングジャーナルのジャズディスク大賞の最優秀録音賞を受賞していますから、
オーディオチェック用CDとして使っている人も多いと思います。
( 輸入盤 ARTISTRY MUSIC ART 7009 2000年録音 )
WOODでは、オーソドックスなピアノトリオの演奏だったのですが、
この In The Spirit of Jobim はブラジリアン・フュージョンという感じのアルバムです。
フュージョンといっても、あの圧倒的なウッドベースの迫力ある低音が十分楽しめます。
アントニオ・カルロス・ジョビンの曲が7曲(2曲はメドレー)、
ブライアン・ブロンバーグのオリジナル曲が6曲、の構成になっています。
1曲目は圧倒的なベースがメロディーを奏でる 「 ワンノート・サンバ 」 です。 すごくスイングしていますよ。 \(^_^)/
つぎの 「 ウェイヴ 」 ではブライアン・ブロンバーグはベースではなく、ピッコロベースという少し大きめのギターっぽい楽器でメロディーを弾いています。 ギターのように聞こえますが、ギターではないそうです。
全体的には アコースティックギターでのフュージョンジャズのような雰囲気がありますが、ベースソロもたっぷりです。
アコースティックギターでの フュージョンジャズといえば、アール・クルーが有名ですが、
ブラジリアン・フュージョンの雰囲気なので、リー・リトナーのこの In Rio に似ていると思ってしまいます。
( 1979年録音 ビクターエンタテインメント VICJ-60187 )
ブラジリアンといえば、ボサノヴァギターのオスカル・カストロ・ネヴィスがどちらにも参加していますし、アイルト(アイアート)もパーカッションで参加しているのが嬉しいですね。
In The Spirit Of Jobim / Brian Bromberg ( King Record KICJ516 )
1. One Note Samba [ Antonio Carlos Jobim ]
2. Wave [ Antonio Carlos Jobim ]
3. Coastline Drive [ Brian Bromberg ]
4. Little Tune [ Brian Bromberg ]
5. Triste / Desafinado [ Antonio Carlos Jobim,Vinicius de Moraes / Newton Mendonça ]
6. Corcovado [ Antonio Carlos Jobim ]
7. Once I Loved [ Antonio Carlos Jobim,Vinicius de Moraes ]
8. Isn't It Beautiful? [ Brian Bromberg ]
9. Ray Of Sunshine [ Brian Bromberg ]
10. Talia (for my niece) [ Brian Bromberg ]
11. Ellen (for Ellen Cohn) [ Brian Bromberg ]
12. The Girl From Ipanema [ Antonio Carlos Jobim, Vinicius de Moraes ]
Brian Bromberg,bass & piccolo bass & piano
Airto,percussion & vocals
Alex Acuna,drums & percussion
Otmaro Ruiz,piano
Corey Allen,piano
Ramon Stagnaro,guitar
Gary Meek,flute
Mitch Forman,piano
Oscar Castro Neves,guitar
Joel taylor,drums
Tony Guererro,flugelhorn
The Rising Sun Orchestra
( 2006 ~ 2007 年 録音 )
アイルトといえばモレイラ!(^▽^)/
彼の演奏をはじめて聴いたのはリターン・トゥ・フォーエヴァーでした。もう25年くらい前でしょうか。「サムタイム・アゴー」のバスドラとハイハットが、まるで違うリズムなのに、どうして同時に叩けるのか不思議で仕方ありませんでした。これはスゴイ!鳥肌が立つほどスゴイと思いました。
で、曲の中盤。迎えたドラムソロの素晴しさといったら!
まるで幽体離脱のような、漂うようなソロ。そして、その空間を切り裂くように叫ぶフルート!
あぁ、これだ!これこそが芸術なんだ!と感じた若き日の思い出です。^^
ところでボサノヴァってイイですよね。個人的には世界で一番洗練された音楽なのでは?と思っているのですが。^^
by エルモ (2009-05-03 20:52)
★エルモさん、nice! & コメントありがとうございます。
アイルト・モレイラのパーカッションがブラジルの風を運んできてくれてるようですね。 「リターン・トゥ・フォーエヴァー」が出た72年当時は電化サウンドにアレルギーがあって、敬遠していたのですが、最近はアレルギーも消え、逆に好ましく思うようになりました。 アイルトのブラジルフレーバーのおかげですね。
6曲目の Corcovado では珍しくアイルトが歌っていますよ。
by ピカテントロプス (2009-05-04 09:14)
★ Chris さん、nice! ありがとうございます。
by ピカテントロプス (2009-05-05 23:44)
★かつぽんさん、nice! ありがとうございます。
by ピカテントロプス (2009-05-07 19:42)
★kanchinさん、nice! ありがとうございます。
by ピカテントロプス (2009-05-09 06:19)
★ bigryu さん、nice! ありがとうございます。
by ピカテントロプス (2009-05-28 09:43)